求めない
前後の会話の脈絡はまったく記憶にないのだが、なにかの話の時に、会社の先輩のクチから「それはほら、『求めない』の気持ちじゃないと」という発言がでたことだけが、強く印象に残り。
その言葉を思い出しながら、どんな本だろう、と、この本を手に取る。
全体的に、自分にも他人にも、そしていかなる物事にも「求めない」ことで、あたらしい発見があると、説かれている。求めないことで、冷静になり、心が広がり、視点が変わる。求めないことで、笑顔になり、心が晴れる。求めないことで、比べなくなり、いま持っているものの大切さに気づくことができる。
人間は、そもそも何かを求めて生きているからこそ、人間である。けれど、そんな流れの中で、自分の心身を見失いがちなときにこそ、「求めない」という視点は大切で、内面を見つめなおすことができるのである。
発売当時から今まで、何かを考えて迷った時には、つい「求めない・・」とつぶやいてしまうようになったほどの本です。タオの加島さんらしく、あなたを思想の迷いの森から導いてくれるでしょう。求めないことで、何かが変わります。
加島祥造/小学館/1365円/409387722X/978-4093877220
別府店 祐保博美


